◆鉄道混雑研究ライブラリ◆ 混雑ポイント計算の流れ


STEP.1 車内状況の見た目から混雑ポイントを定める

 鉄道の利用状況を調査する際に車内の混雑状況を人数で計測するのは大変困難な事です。そこで見た目により混雑状況を区分し、他の人にも概ね混雑状況が分かるような指標「混雑ポイント」を定めました。以下の早見表から車両毎の利用状況が「どの混雑ポイント」かを判断し、記録として残していただければ幸いです。

 現在の所、混雑ポイントを逆算して推定人数を導けるのは20m車両4扉ロングシートだけですが、今後いろいろなタイプの車両の混雑過程のデータを収集し、逆算できるようにしていきますので、皆さんも「混雑ポイント(見た目)」が実際どの程度の人数が乗っている状況なのか確認していただくようご協力お願いします。


◆混雑ポイント判断一覧表◆


【0ポイント】
完全に空席の車両



【10ポイント】
5人程度乗っている車両



【20ポイント】

座席の1/4埋まり車両
多少多い時は[20+]


【40ポイント】

座席の2/4埋まり車両
多少多い時は[40+]


【60ポイント】
座席の3/4埋まり車両
多少多い時は[60+]


【80ポイント】
座席ほぼ埋まり車両
多少多い時は[80+]


【100ポイント】

ドア部周辺にのみ立ち客が
居る状態(吊革客無)の車両
多少多い時は[100+]


【120ポイント】

座席に隣接する吊革が
約半分埋まっている車両
多少多い時は[120+]


【140ポイント】

座席に隣接する吊革が
ほぼ埋まっている車両
多少多い時は[140+]


【160ポイント】
ドア部周辺まで混雑してい
る(車内中央部は空き)車両多少多い時は[160+]


【180ポイント】

車内中央部まで埋まった
(圧迫は無し)車両
多少多い時は[180+]


【200ポイント】

ドア部の圧迫が
見られた車両
基本的に最大値とする


STEP.2 混雑ポイントを編成合計補正する

 STEP.1で車両ごとの混雑ポイントを算出しましたが、混雑ポイントは0~100pまでと100~200pまでの推定人数区切りが違うため、編成全体の人数を集計するために補正が必要になります。0~100pまでは20pあたり15人計算、100p~200pまでは20pあたり45人計算であるため、100p以上の数値に3倍すれば100p以下のポイントと同じになります。そこで、編成の混雑ポイントの合計値を出す場合には、以下の表に従い変換を行います。


◆混雑ポイント編成合計補正表◆
車両別混雑ポイント
【元データ】
編成混雑ポイント
【補正値】
推定人数
車両別混雑ポイント
【元データ】
編成混雑ポイント
【補正値】
推定人数
10p
10p
7人
100p+(110p)
130p
97人
20p
20p
15人
120p
160p
120人
20p+(30p)
30p
22人
120p+(130p)
190p
142人
40p
40p
30人
140p
220p
165人
40p+(50p)
50p
37人
140p+(150p)
250p
187人
60p
60p
45人
160p
280p
210人
60p+(70p)
70p
52人
160p+(170p)
310p
232人
80p
80p
60人
180p
340p
255人
80p+(90p)
90p
67人
180p+(190p)
370p
277人
100p
100p
75人
200p
400p
300人


STEP.3 推定混雑率を算出をする

 STEP.2で推定人数が算出されたので、車両定員から推定混雑率を算出します。当サイトでは4扉ロング車の場合定員を140人で計算しています。以下に混雑ポイント(編成補正値)から混雑率を導く計算例を示します

編成混雑ポイント「160p」の混雑率
編成混雑ポイント×混雑ポイントあたり人数/定員×100
160×(15/20)/140×100=85.7%